一昨日、行政訴訟に関するブログを書いていて気が付いたことがあった。
≪行政訴訟とは??≫
≪行政訴訟と行政事件訴訟(法)の違いは何?≫
行政訴訟という言葉が、どのテキストを探しても、どこの検索エンジンを探しても、きちんと説明されているものがなかったのである。
恐らく御存知の方もいるだろうが、
【行政事件訴訟法】
という法律がある。
それに関係している、もしくはそれと同等の意味だろうと予測している方もいるだろう。
しかし、このままでは憶測の域を脱しない。
そこで私は、行政に携わっている方に直接聞くのが早いと判断した。
電話をすることにしたのだ。
まず私が問い合わせたのは、とある若手議員の事務所だった。
残念ながら、求めていた議員さんは不在とのことで、後ほど折り返してくれると言うことでその件は一時中断した。
そして、待ちきれない私は、次に役所の総務部に問い合わせてみた。
ちょうど昼休憩直前の時間だったと言うこともあってか、担当者不在とのことで、これまた折り返すとのことだった。
まあ、途中経過はよしとしよう。
結局、議員さんからも役所の方からも、ご回答をいただくことが出来た。
最終的にまとまった見解は以下の通りである。
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≪行政訴訟とは?≫
・行政事件訴訟とはほぼ同様の意味で使われている。
(訴訟と言う言葉を使っているが、裁判と言う意味を含む場合もある。)
・行政訴訟と呼んでいるのは、遠い昔、『行政裁判所』と言うものが存在していた頃、行政事件に関わる訴訟は行政裁判所で行っていた。その時からの呼び名の名残である。
(現在は民事・刑事裁判所から独立した行政裁判所は廃止され、全ての裁判所が最高裁判所直属の直轄で裁かれている。)
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ということのようだ。
以前、社会保障制度に関する件で役所に問い合わせたことがあるのだが、やはり予備校などで講師から教わるものは、机上論に過ぎない。それゆえ、講師自身も深いところまで理解し切れていないこともあると思われる。
一方、直接行政を担っている役所や議員等に質問することは、これらの法律を実際に具体的に利用したり作り出したり、活用し、相談に乗っている方々である。
社会や時事に関する質問は、こうした機関を有効に利用するのも一つではないだろうか。
実際に現場の声を聞くことによって、詰め込み学習だけではなく、自分の心に留まりやすくなると言うものでもあると思う。